思考停止の理由

以前から、人の発言や行動を見ていて、本当に頭使って考えているのかなと思うことがよくあった。

そのような思考停止の理由がずっとわからないでいたけど、もしかしたら情報過多のせいなのかなと、ふと思った。

見たり聞いたりする情報量が多すぎると、どれが重要で、どれが些末なのか、判別するのに時間がかかってしまう。多くの情報を選り分けるためにがんばって思考しているうちにも、さらに情報が溢れてくる。次々に溢れてくる情報に対応しようと思考し続けた結果、疲弊してしまい、ついには思考を止めてしまう。このような流れがあるのかなと。

情報を適切に選り分けるためには知識や経験が必要だけど、知識や経験は一朝一夕には身につかない。しかし、そもそも情報量が多すぎるのが原因ならば、触れる情報の量を減らしてみるのも一つの方法かと思う。

常日頃からSNSやテレビなど、向こうから情報がやってくるようなメディアに晒されていると、自分自身でじっくり思考する機会も減ってしまう。思考する機会が減れば、思考能力も低下してしまう悪循環。

情報量が多すぎて処理するのがしんどいと感じるなら、思い切ってSNSやテレビなどのパッシブ(受動的)なメディアからは距離を置いてみてはどうか。